2007年9月10日

異文化交流

昼食に創業100年の歴史を持つ、蕎麦屋に行ってきました。


のれんをくぐり、扉を開けると、約20畳ほどのスペースは、ほぼ満員!
奥から「2名様ですね、こちらになります」と店員さんが指した先は、恥ずかしくなるほど狭い合い席。
目の前には落ち付きのないシト(フタとかやたら開ける)。隣には2歳ぐらいの男の子が手でソバをわしづかみしている。

落ち着かない人の後ろに、多分テネシー州から来たアメリカンファミリー(50代の両親に祖父と25ぐらいの姉妹の計5人)がソバを食べている。そのファミリーを案内している日本人は、音を立てないように、お上品に食べている。笑  もちろんファミリーも誰一人音を立てない。何だかいつもと感じが違い、とにかく店内が静かなのだ。どうやらファミリーに遠慮しているらしい。


しばらくして、頼んだソバが届くのとほぼ同時に向かいのシトが席を立っていった。
前の席に誰もいなくなり、すっかりアメリカンファミリーと向かい合わせになってしまい、なんだか気まずい・・・


さて、このソバをどう食べようか、考えた。

昔から、蕎麦は食べるときに音を立てることが許され、むしろそれが推奨されている。
勝手に推測すると、空気を一緒に吸い込む事によってまろやかさが増すのだろう。
たぶん口の中で乳化のようなものができるのだ。

よし、ソバの食べ方を教えてあげよう!

まず、数本(少量)ずつ箸ですくい、つゆに半分ちょい浸ける。強くも弱くもない、ちょうど良い強さで「ズーッ」と一気に吸い込む。キモチ乳化し、コクの出たソバが口に入ってきた。



「うまい!」


ファミリーの青い視線を感じる。この「ソバスター」を絶対見ている。


ズーッ、ズーッと何ズーしたか分からないが、品が良く、美味しそうなズーッを心がけた結果、向かいの姉妹の一人が「チュル」っと音を立てた!私から言わせると赤ちゃんレベルだが、確かに音を立てた。笑
次の瞬間ファミリーが苦笑いを浮かべた・・・・。肩とまゆ毛を一緒に上げて。(やってみて)笑

私の食いっぷりが西洋文化を覆した瞬間だった。


心の中でガッツポーズをとりながら、知らん顔でまた美味しそうなズーッを心がけた。






一週間後、テネシーのコーヒーショップでは、ソバの話題で持ちきりになることでしょう。




めでたし〜めでたし。









タグ:テネシー は定かでは無い。 レイチェルかな?

  [EAT]    Post by Base Decomp at 2007-09-10 23:11   |  コメント(0)  |  トラックバック(0)


<< 前  | 1  | 次 >>