Radio

左から頬をなでる潮風



彼女は 灯りがつらなる橋をぼんやりと見上げている



この防波堤に駐車して どの位たつのだろう



Radioのスイッチを入れると 小さく音楽が流れてきた








どこかで聞いたことのあるような曲だ



彼女の目から涙が落ちているのは少し前から気がついている




寂しい訳ではないだろう





そっと肩を引きよせて





光の揺れる海を ただ眺めた

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  [センチメンタルBD]    Post by Base Decomp at 2008-10-29 00:43   |  コメント(0)  |  トラックバック(0)


CONCEPT(MODEL2008のコンセプト)

娘の成人式用の帯をさがして、和美がクローゼットのいらなくなった洋服を整理していると、色あせたパーカーが出てきた。プリントもひび割れ哀れな物だ・・・
和美はしばらくの間、左腕のプリントをぼんやりと見つめていた。

 紺碧の海が見える高台の芝に、和美は1歳になる愛娘のランと座っている。健二は先ほど友人と、所々に岩が剥き出た丘を下っていった。
しばらくするとランが「パパ、パパ」と子煩悩な新米パパを捜しはじめた。「パパはあそこよ」とアウトリーフの白波を指すと、ちょうどグーフィー波に乗っている健二が小さく見えた。今日は健二の誕生日なので友人が集りバーベキューの準備をしている。和美は健二が海から上がってくる瞬間が一番好きだった。 今日はバーベキューの煙が見えたら海から出る約束になっている。

白い歯を覗かせ、脹らんだ海パンのポケットからサザエを取り出し、網の上に置いておどけてみせた。健二は潜って貝を捕るのも得意中の得意だった。

青い空と笑い声、食欲をそそる芳ばしい香りが空間を包んだ。

どのくらい時が過ぎたのだろう、日は傾き帯状の薄い雲を夕日が鮮やかに染めてゆく。皆がそれを見ようと海に突き出た芝の先端に集まった。
遊び疲れて寝てしまった娘をやわらかく抱えている和美の肩に、後ろからそっとパーカーが掛けられた。

ゆっくり振り返ると健二は何もなかったかの様に遠い水平線を見つめていた。 



 和美は微笑しながら手に持ったパーカーをまた、そっとタンスの奥へしまい込んだ。


FINE









次回の公演は「いいの!?神様ありがとう!」サブタイトル「ワオ!?オブリガード!」です!笑



タグ:パーカー MODEL2008 コンセプト

  [センチメンタルBD]    Post by Base Decomp at 2008-01-30 01:42   |  コメント(0)  |  トラックバック(0)


大人になったら・・・

本日、車を走らせていると、マキを焚く香りが漂ってきた。
懐かしい臭いと共に、記憶がタイムスリップしたように7歳の秋に戻った。

母方の実家が専業農家で、子どもの頃、好きでよく遊びに行った。
その辺りは、神社を中心に大きな家屋が密集し、村から一歩出ると見渡す限りの畑畑畑。同じ年のいとこがいたりヤギやニワトリを飼っていたりで、子どもの私を引きつけるには十分だった。
古い家の多いその村を、いとこと探検するのが一番の楽しみで、暗い裏道には蜂の巣があったり、クワの実を食べて舌を紫色にしたりと、とことん遊んだ。楽しかった・・・・

しかし、その村には私を震撼させる『サッちゃん』という四つんばいで歩いている人がいた。
ぼろい服を着て、神社にいる事が多い。年齢性別不詳で、近くに行くと「アー、アー」と笑いながら近寄ってくる。これには半べそをかいて本気で逃げた覚えがある。

夕方になると、畑におじちゃんを迎えに行き、少し手伝う。タマネギを抜いたり、運んだり・・・
帰りには、おじちゃんの運転する軽トラの荷台に乗って、風を切りながら夕陽を眺めた。

一夜明けると、以前から楽しみにしていた村の祭りだった。いま思うと収穫際のような物だろうか。家を出るときにおじちゃんが、小遣いをくれた。たしか300円だ。神社には、ところ狭しと露店が並んでいて、入り口で見覚えのあるおばちゃんが甘酒をくれたので、それを飲みながら奥へと進んで行く。

祭りって最高に楽しい!「わー!」色とりどりのおもちゃに胸が躍る。笑
とにかく、ゴムの蛇とかライオンのおもちゃが好きで、それを銀玉鉄砲で撃つみたいな・・・
もう、祭りってサイコーと思っていると、露店の角にサッちゃんが座っていて、誰彼かまわず笑いかけている。

 

「こ・・・・こわい・・・」



ぼくは、おじちゃんの右足にしがみついた。


すると、おじちゃんはサッちゃんに向かって言った。


「サッちゃん、何でも好きな物を買っていいぞ!」と。


ぼくは、子どもながらに衝撃をうけた。


自分の小ささが恥ずかしかった。


サッちゃんは言葉の意味を理解したのかは分からないが、白っぽいお菓子とおもちゃをたくさん左手に持っていて、おじちゃんが2千円ぐらい払った場面を覚えている。


ぼくもおじちゃんのようになりたいとその時思った。



そんなおじちゃんはもういないけど、タマネギを運んだ時に、ガサガサの大きな手で頭をなでてくれた感触は、今も鮮明に残っている。


















タグ:サッちゃん おじちゃん 天国でまた!

  [センチメンタルBD]    Post by Base Decomp at 2007-11-29 01:45   |  コメント(0)  |  トラックバック(0)


こんな日は寝る!

本日はミスがあり、凹み中


こんな日はキーボードをたたく速度が2ノットぐらいに落ちます・・・

ため息は幸せが逃げると言いますが、お宅に私の幸せがお邪魔していませんか?


もし、届いていましたら、着払いでお送り下さい。




 



 

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  [センチメンタルBD]    Post by Base Decomp at 2007-11-08 00:32   |  コメント(0)  |  トラックバック(0)


Junction524


高速道路などの合流地点をジャンクションという。
昼間のジャンクションは慌ただしく、我先にと車間を詰める。
ここは、色々な車(人)が合流するポイントで、人間の性格が特に表面化して表れる場所でもある。
東京では1台ずつ交互に合流する暗黙のルールがあり、それでも潤滑に流れているのではないだろうか。

夜明け前の『5:24』は、滞りなく

美しい一瞬でした。




PS.
BDステッカーを貼っていただいた車は、人に優しくお願いします☆










タグ:ジャンクション センチメンタルBD 524

  [センチメンタルBD]    Post by Base Decomp at 2007-10-29 13:18   |  コメント(0)  |  トラックバック(0)


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